
先日、日本で想像するATMとイタリアのATMの違いについて非常に役に立つありがたい記事を書きましたが、今日は日本で想像するAVとイタリアのAVの違いについて非常に役に立つありがたい記事を書こうかと思います。
MTV Mobileの記事を読んだ人は、「またモザイクの話?」なんて早とちりするかもしれませんが、イタリアで話題のAVといえば、Alta Velocita(アルタ・ヴェロチタ)の超高速列車です。最高時速300Km超でミラノからローマまで結ぶサービスが日曜日から始まります。ミラノからボローニャまでが65分、ローマまでが3時間半ということです。将来的にはローマ-ミラノ間を3時間で結ぶ予定だそうです。このサービスで、鉄道関係者は「アリタリアの同区間の顧客の60%を取り込めるのではないか」と期待しているそうです。個人的にはあまり(予定通りの時間で運行できると)信用していませんが、ちょうど年明けにローマ行きを予定していたので、近々これに乗ることになると思います。
実際、駅から駅までが3時間半なら、ミラノからローマまでの飛行機で、飛ぶのは1時間でも、街から空港まで行って空港から街へ行く間の時間も考えると、なかなかに便利なサービスになる可能性は高いようです。値段も日本の新幹線とかに比べると割安かも知れないしね。ちょうど同じ路線を使用した私鉄の計画もあるようだし、将来的にミラノからローマまでの区間がかなり便利になるのはホントみたいですね。最近アリタリアの新しい経営母体になる会社(CAI)が、イタリアの(海外からの)ハブ空港としてミラノのマルペンサを選ぶ可能性が新聞に出ていたけれど、個人的にもミラノの方がローマの空港をメインのハブ空港にするよりも地理的、商業的に有利だと思います。一応、首都のローマ市長なんかは大反対みたいですけれど。
しかし、イタリアのホントの問題は、それぞれのサービスの潜在能力がどうのと話す前に、それを運営していく能力の限界がかなり下の方にあることなんですね。鉄道関係でも、ミラノの中央駅に発着する列車の80%が5分以上の遅れで動いているという統計が示すように、この国では時刻通りに列車が目的地に着いた暁には、その夜にパーティーでも開こうかという気分になるペースなんですよね。ミラノからローマくらいの距離になってくると、列車が30分以内の遅れで到着すればまあまあの結果なので、今回の新しいサービスでも、マジで3時間半で到着してしまうのは少数派なんじゃないのかと疑ってしまうのも理由のないことではないのです。
