
最強のイタリア料理メニューアンケートで、じわじわマルゲリータ(ピザ)が票を伸ばしています。でも、トマトソースパスタの1位はゆるぎないようです。さて、ピザといえば、日本はアメリカ経由で広まったこともあり、デフォルトはミックスピザになると思います。あの、ピーマンの輪切りがのってるやつね。これが、イタリア本国では、トマトソース、モッツァレラ、バジリコだけのシンプルなマルゲリータがデフォルトになります。ここにアッチューゲ(アンチョビ)がのるとナポリになったり、たまねぎがのるとピエモンテーゼになったり、バリエーションは無限にあります。ピザ用語では、辛いサラミがのるとディアーボラ(悪魔)になったりします。おいらの記憶では、アメリカで定番のパペローニはサラミのピザですが、イタリアではパペローニというメニューはありません。イタリアでパペローニはドナルドダックの(お金持ちの)おじさんのことです。おいらが仕事場の近くのピザ屋でよく注文するのはぺペローニですが、これは大きな赤ピーマン(日本では近年パプリカと呼ばれてますね)のグリルがのっています。
フリットミストもほどほどに人気があるようです。ロンドンで食べるフィッシュンチップスの白身魚のフライとは違い、イタリアのフリットミスとはイカ、(あまり大きくない)えび、雑魚とお店によりズッキーニやジャガイモを細長く切った物をフライにしてあります。要するに、魚介類といっても庶民的な食材の1品なのですが、なぜかこのイカがおいしいのです。タコなんかも一緒にフライにするといいんじゃないのかと個人的には思うのだけれど、タコは一緒に揚げません。たこはゆでてジャガイモと食べるよう法律で定められているようです。法律はうそですが、イタリアでたこはジャガイモと一緒に、オリーヴオイルとレモン、塩で食べます。上品なお店だと、タコの足が吸盤とかのある皮をとって、中の棒状のところだけジャガイモと一緒に盛り付けるのだけれど、あれは一見スティックのおつまみチーズみたいです。
話をピザに戻すと、おいらがNYで入ったピザ屋は、どこでもオレガノのでかい容器が置いてあり、これをがんがんピザにかけて食べていた気がします。それと、日本ではピザにタバスコをかけて食べることも多いようですが、これもイタリア本国ではほとんどありえない食べ方です。辛いのが好みの人は、唐辛子入りのオリーヴオイルをかけて食べます。これはちょっとヤミツキニなります。どこのピザ屋でも「オーリョ・ピカンテ」といえば小さなビンをテーブルまで持ってきてくれます。試してみてね。
